FC2ブログ

記事一覧

飛行機のエンジンに鳥の群れが飛びこんできて起きた事故 私の夫の趣味は、飛行機操縦で、お天気のよい日には,自慢のセスナ機を操縦して,仕事場に行きます。息子は空軍の給油機のパイロットでしたが、現在は旅客機のパイロットです。という訳で、私以外の家族は、皆飛ぶことに関心があります。 ヘリコプターのライセンスを所持している俳優、監督、プロデューサーであるクリント ・イーストウッド(Clint Eastwood)がトム・ハンクス(Tom Hanks)主演の”Sully”という映画を制作しました。封切りになるやいなや、私達夫婦は映画館へ。 この映画は、2009年、150人の乗客を乗せたユーエス エアーウエイ(US Airway)の旅客機(エアーバス 320−214)がNYのラガーディア空港(LaGuardia airport)を離陸した途端、群れをなした、カナダ雁(Canadian Geese)が飛行機のエンジンに飛び込んできて、飛行機のエンジンが2つとも停止してしまい、機は、ハドソン川に着陸ならぬ着水せざるを得なかったという実話を映画化したもの。飛行好きなイーストウッドが目につけた素材です。 エンジンが故障した事を、機長であるサリーが航空交通管制官(Air Traffic Controller)に連絡したところ、すぐさまラガーディア空港か、テターボロ空港(Teterboro Airport)に戻ってくるようにとの指令。 トム ハンクスが演ずるパイロットのチェスリイ・“サリイ” サレンゲバーガー(Chesley ”Sully” Sullenberger)は、とっさの判断でエンジン2つを失った飛行機はair traffic controller(航空交通管制官)に指示されたように、空港まで戻ったら、途中で墜落はまぬがれないと考え、ニューヨークのハドソン川に滑走路に着陸するように、着水の決断を下しました。水は、機内に侵入しましたが、ヘリ2機と観光船などの助けで乗客150人は、ずぶぬれとなりながらも全員、無事に救出されたのです。1月という真冬の氷点下での出来事でした. ハドソン川に着陸(着水)したパイロットの機転 機長サリーの判断力に感心するのは、もし、タワーの指令どおりに、テターボロやラガーディア空港まで戻っていたら、エンジンを失った機体は、どんどん低下して、NYの高層ビルに墜落するであろう、この人口の多い、しかも高層ビルが林立するNYに安全に着陸できるのは、ハドソン川しかないという決断を208秒間で下したことです。映画のなかでは、トム ハンクスが演ずるキャプテン サリーが、機体によるNYのビル破壊の悪夢にうなされる場面が数回でてきました。 夫によるとによると、飛行中に問題が起きた場合、人けのない草原、あるいは、道幅の広いハイウエイなどに緊急着陸をするようにアドバイスされているそうです。川ならば、人を傷つけることはありません。ハドソン川着水は、正しい判断だったわけです。 US aviation investigators(米航空調査官j達)は、事故の際に、即座に空港にもどれば、緊急着陸は可能であった、この事故はキャプテン達のエラーであると主張しましたが、機長サリーは、事故が起きた場合に、いろいろな可能性を頭の中で考えることに費やした時間が35秒かかった事を説明。このような事故の際に、いろいろな角度からの状況を考える、そのことに35秒費やしたことは、認められて当然ですよね。公表はされなかった裏話です。 ハドソン川への着陸ならぬ着水が多くの人命とNYのビルの破壊をさまたげたとう結論が、最終的には認められました。しかし,そこへたどりつくまでは、コンピュータのシミュレーション(simulation)を使用し、すぐ空港にもどっていたならば、飛行機の墜落は妨げたのだと言う、調査団の仮説と闘い続けます。 機長は、エア フォース アカデミー卒業 ちなみにサリー機長の飛行時間は、事故当時で19.663時間というベテラン中のベテラン。判断力の素晴らしさは、経験が物を言ったといえましょう。 巷では、ヒーローと呼ばれていても、その裏では、保険会社などにからまった調査官達との強烈な闘いの展開がこの映画の山場ともなっています。 私の息子は、サリーと同じAir Force Academy(空軍士官大学)を卒業しているので、サリーがアカデミーの指輪をいつも身につけているのが、ちょっと誇らしかったです。パイロットになること、それは、息子にとって、血と汗のにじんだAir Force Academyでの訓練とその後の空軍における経験によるものだったのです。パイロットの訓練と判断力がいかに大切であるかを改めて認識させられた映画でした。 (すっかり貫禄が出てきたトム ハンクスがキャプテン サリーの役を演じます) IMG_1080.jpg IMG_1078.jpg (写真は、VENUE, your arts and entertainment guide, Setp.9-Sep15.2016より) 今日の単語 take off (離陸)—ここでは離陸としか書きませんでしたが、飛行用語としておぼえておくと便利です canadian geese (カナダ雁) air traffic controller (航空交通管制官) US aviation investigators (米航空調査官) captain (機長) co-pilot (副機長) simulation (模擬実験)
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

非公開コメント