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布施明との対話—オーチャード ホールにて

bunkanura 


やっと行ったという感じの布施明コンサートでした。

 

切符を持っている友人から、メールが入りました。

パーキンソン病持ちだった母が今朝他界しました。ホテルに

バイク便で切符を送ります。どなたかと行ってください。

夫に「行く?」と聞いたら、 日本語がわからないので、

2時間は辛いとか。それで、まあ、他の

友人と。4時半からのコンサートなのに、1時を過ぎても

切符が届かない、雨もざんざん 。でも、

どうにか、切符到着。 やっと、渋谷のホールへ。

 

オーチャード ホールは、とても素敵な劇場でした。

真っ赤な椅子、カーテンというより緞帳という感じの

豪華な垂れ幕。

 

席は、2階のバルコニー、ギターの小堀さん側。

幕が開くと、深々とお辞儀をしている布施さん。

仕立てのよいダブルの背広。始めの歌は、『小夜すがら』

というなじみのない歌。次は、ザ・ピーナッツが歌っていた

『恋のバカンス』をかなり静かに。そして、『君薔薇』と

立て続けでした。

 

まあ、今回は、踊る、おどる!

そんなに踊るなら、『この胸の悲しみを』も

いいんじゃない?

 

布施さんの話し声は、歌よりいいくらい。霞とか朧月、

もや、霧などの違いを蘊蓄家らしく説明。

 

私が個人的に惹かれたのは、お父様が事業に失敗して、

三鷹から府中に引っ越しした時のこと。その頃の学校は
1クラス70人
以上で、今転校されては、困ると言われ、前の中学に

毎日自転車を1時間こいで通っていたという苦労話。

私の父は、私が高校2年の時に脳溢血で倒れ、

その後、家計は、苦しかったのですが、 結構派手な

大学へ。大学在学中に父は2度目の発作で、やむなく退職。

卒業後、私のクラスから、就職したのはたったの2名という

お嬢さん学校だったという自分の人生を照らし合わせて
いました。

 

布施少年は、自転車こぎに疲れると、多磨墓地の与謝野鉄幹と与謝野晶子の
墓の前で、
一休み。小説家志望だった彼は、そこで、

小説の展開を練り、いろいろな思いにふけったのも

それなりに楽しかったという話。苦労した人間は凄いよね。

そんな話をあの声でさらりと話す、

それがよかったです。

 

今回は、 照明が凄くドラマチック。とても凝っていました。

照明が、歌をさらに盛り上げた!演奏もよかった!

すべてが、布施明演出に12分に役だっていた!ダブルの背広の布質

の良さがバルコニーからも、わかったくらい。

 

ひとつひとつが「おしゃれな世界」を構成。

皆が今日のこの歌と音楽に浸っていた、そんな感じの、

寒い雨の日のひとときでした。

 

布施さんの歌と話を、私は自分の人生に照らし合わせ、

「あの頃は。。。」と考えていました。布施さんは、自分の歌が

その人その人の人生にかかわりあっていたら嬉しい、という

ようなことをおっしゃっていました。それなら、このコンサートは

その思いを遂げましたよ。

 

ホテルのラウンジで夫が飲みながら、待っているというので、

急いで帰ると、係りの方が、「あなたのご主人が、妻は

フセのコンサートに行ったとおっしゃっていましたが、

フセ? 布施明さんのことですか?」と聞くので、

「ええ、とてもよいコンサート
でしたよ」と言う会話もあり。

まあ、アメリカから、おのぼりさん

してきた、甲斐ありでした。

次の日は桜も見たし。

 

 

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コメント

ライブの感想拝見

アメリカのおばちゃまさん こんにちはわ!
とてもわかりやすく、雰囲気も届く感想をうれしく拝見させてもらいました。
また、オーチャードホールの雰囲気も伝わってきて観察眼に感謝です。
トーク、蘊蓄も結構、布施さんらしいお話だったのでしょう。今回が、一番ステキに思われたコンサートということで、私も行きたかったです!、残念、無念です。何せ、広島からですから~・・とはいえ、アメリカのおばちゃまは アメリカから お越しになったのですよね。すごい!布施さんのファン層も海外に及んで、来られる方の、彼の魅力の深さ、広さを感じられます。一ファンとして、うれしいものです。また、時々お邪魔させてくださいね。^^

雨の中、ハラハラしながらのチケット到着から、舞台の様子、布施さんの出で立ち、歌声が、その場にいなかった人にもありありと伝わる感想、ありがとうございます。
前のキャサリンリンさんも言われるように、私も行きたかったです。

最近、テレビで拝見する布施さん、色々苦労をされたからこそ醸し出される、落ち着いた燻し銀のような魅力に惹かれます。

天賦の才があっても、あれだけの声を維持するのは、すごく大変でしょうね。

キャサリンリンさん、

広島ですか。広島にも、行きたいと思い、いろいろ調べたのですが、
日程がどうもきつくて、辞めました。必ず、いつかは、行きたいと思って
いるところです。

あのような「お洒落な時間」を提供してくれた布施くんに感謝します。切符代が安く感じたくらいでした。

モモさんへ

ネコちゃんの具合はいかがですか。

モモさんのような音楽家からの目からみても、布施さんの努力が大変なことが
わかるのですね。布施さんは、私が日本にいた頃、TVを観なかった私の目に、「カッコイイ」男性として、写っていました。70年代のことですが。

ネコは、お陰様で、低空飛行ながら生きながらえています。

アメリカのおばちゃまさまは、70年代の布施さんをかっこいいと思われたのですね。私も、そのころ日生劇場でのライブのLPを聴き、布施さんの歌に興味を持ったことを、思い出しました。

確か、劇場のアナウンスの後、息を弾ませながら登場し
Stevie Wonderの”For Once in My Life ”が歌われ、本当に胸がすくような思いがしました。"海を見つめて"とかも、好きでした。
懐かしいです。

Stevie Wonder

For Once in My Life,いいですねえ。先日、車を運転していたら、
衛星放送で、For Once in My Lifeを聞いた所です。

Michel Jacksonのお葬式で、”Michel, why you are gone so early..."と
歌っていたことなども思いだしました。

ネコちゃんのお世話もさぞ大変でしょうけど、ピアノの練習も頑張ってくださいね。お忙しそうですね。

次回、日本に帰った折に、よい美術の演し物があったら、教えてください。ナビ派は、本当に残念でした。布施さんの情報はwebですぐわかります。

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