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布施明が歌った『爪』

ペギー葉山と言えば、青山学院出身、良家のお嬢さん、はれぼったい目、進駐軍で高校時代から歌っていたらしい、あまりきれいではないけど、それなりによい雰囲気があったー自分なりに,そんなイメージを抱いていました。

 

ペギ−葉山が4月に83才で亡くなり、彼女を偲んで、布施明が『爪』を歌ったのを、you
tube
で聴きました。ジャズと言うか、シャンソンというか、でも、イージーリスニングというのが、一番合っているのではないかしら。ちっとも、古さを感じさせない曲です。この曲が1959年に作曲されたというから、驚きです。

 

作詞、作曲は、平岡精二。1959年だなんて、考えられない新しいジャズの音色。私は、1970年代に日本を去ったのに、その頃でも、よく歌われていた歌です。日本にいた時、私は、アメリカの化粧品会社で、コピ−ライタ−兼やさしい翻訳を受け持っていたのですが、そこで働く、一線を行っているフリをしていた、なんかこう、イキがった女の子達が、平岡精二の『爪』とか『あいつ』を歌いながら、仕事をしている風景が昨日のことのように思い出されます。ずいぶん昔から歌われていたのね。

 

1958年から、70年代...日本経済がぐんぐん伸びていた時。あの頃、貴公子風だった布施さんが、ぐっと歳を重ねて、お洒落な『爪』をペギ−葉山さんを偲んで歌っている。ちょっと不思議な感じ。それを、いいなあと聞き入いっている私は、この地で、それなりに生きていて、それなりに幸せなのかな。

 

しかし、平岡精二さんは、先見の明がある作曲家ですね。今でも、そのまま通ずる、ペギーさんに作った、ジャズ的な歌。2017年に布施さんが、歌ってもちっともおかしくない。トックリのシャツを着た布施さんがズボンのポケットに手を突っ込んで、「私のことは、大丈夫よ〜」、その雰囲気も、とっても今的,大人の世界。ラクそうに歌うのが、よかったです。

 

その後、北村和子さんというシャンソン歌手がうたう同じ曲をyou tubeで聞きました。かったる~く、それも、それで、よかったです。

 

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